研究室紹介

研究の概要

本研究室では、植物が示す驚異的な環境適応能力の分子基盤として、環境刺激に応答したゲノム規模の遺伝子発現制御、およびその結果もたらされるプロテオームの多様化やタンパク質の細胞内局在変化・細胞内輸送、そして細胞・組織・器官間で行われる長距離シグナル伝達などの過程に着目し、それらの現象を遺伝子・タンパク質・細胞レベルで研究しています。

その際、ゲノム科学、分子遺伝学、分子生物学、生化学、細胞生物学、植物生理学などの手法を複合的に駆使し、多面的なアプローチによって研究を展開しています。具体的な研究課題については、研究内容をご覧下さい。

大学院生はそれぞれ独自のテーマをもち、研究室メンバーの教員や研究員あるいは先輩院生とチームを組みながら研究を進めています。また、ラボセミナーによって研究室全体の理解を深めています。

研究教育活動

基本的に10時-17時を教員コアタイム(学生さんが教員に何でも聞ける、サポートを受けられる時間)として設定しています。そのため、自発的かつ計画的に実験・研究を進められる学生さんは自由な時間に研究室に来て自由に研究を進めてもらっています。研究室所属直後や、新しい実験を始める学生さんには教員コアタイム内に実験・研究が進むよう、教員と協力して計画・実験を行います。

研究室では週1回の研究室セミナーにおいて、論文紹介研究進捗の発表を行なっています。
研究室セミナーに加えて、定期的に教員とマンツーマンで研究・実験方針の確認と論文執筆指導を行なっています。

研究成果は日本植物学会、日本植物生理学会などの主要学会の年会で発表し、また国内外で開催されるシンポジウムやワークショップにも積極的に参加しています。なお、これらの対外的な発表に際しては研究室メンバー全員で発表練習を行うことで、教員から学生へのフィードバックに加えて、学生間でのフィードバックも重視しています。

また、植物学教室や生物科学専攻内では、新年会やスポーツイベントを通して学生・教員間の交流を深めています。研究室内にとどまらず、幅広い交友関係・視野を持ち、サイエンスと学生生活をエンジョイしましょう!